コンサルティング成功事例

教育付き学童保育事業付加成功事例③ 保育園に学童を併設!教育コンテンツを取り揃え、時流に 合った教育を子どもたちに提供する学童保育の作り方とは!?

社会福祉法人 江寿会 学校法人アゼリー学園

社会福祉法人 江寿会 学校法人アゼリー学園

東京都江戸川区、千葉エリアを中心に保育園4園、保育園2園を展開。7年前に小学生向け学童施設をオープンし、現在4拠点展開。また、保育園では正課の教育を掘り下げ、保護者を選ばない子どもの育ちへの応援として、保育園正課の長時間化(コース制)を実現されている。

開校:1979年
本社所在地:〒132-0021 東京都 江戸川区中央1丁目 8-21
従業員数:130名
社会福祉法人 江寿会 学校法人アゼリー学園様HP http://azalee.or.jp/

担当コンサルタント

担当コンサルタント

部長 シニア経営コンサルタント 大嶽 広展

サクセスサマリー
2010年から船井総研よりコンサルティングを開始。
その後教育付き学童保育事業を実施し、直近4か年には約半分もの割合の卒園児が継続的に施設を利用。
月謝も公立学童の4倍以上と、高い実績を出し続ける成功企業の1社となる。

船井総合研究所との関わり

悩んでいたこと
2011年3月11日の震災の際、「小学校にあがったうちの卒園生たちはどうだったのだろうか?無事に家に帰ることはできただろうか?」という不安を感じたことを機に、園児はもちろん、園を卒園していく子どもたちにとっても安心して放課後を過ごせる場所の必要性を実感する。


実行したこと
学童施設の中でも、「教育」に力を入れた学童保育を実施。
「優しい心 :優しく、強い心を育てる」、「思いやり:思いやりの心を育て、実際に行動に移せる人になる」、「喧嘩しない:お互いの考えを知り、理解し合える対話できるようになる」という3つの教育を軸を掲げ、「 国語 」「 英語 」「体験教育」の3つの習い事を学童施設に導入。
現在
シーズンスタートには満席(1学年20名定員)。
また印西校では隣接する銀の鈴保育園からの継続率も高く直近の4か年では平均で約41%もの卒園児が継続している。
アカデミアは公立小学校内にある学童と違い教育内容の充実とともに月謝も一般的な公立の学童が6,000~10,000円のところを、42,000円~(週5日)と4倍以上いただく。

卒園児が放課後に安心できる居場所づくりを!

そもそものスタートは2011年3月11日の震災でし た。東日本を襲った未曾有の大地震でした。各園で は現場の先生が一丸となって子どもたちの安全確保、 そして安心の引渡しに尽力し、問題なく子どもたちは 家庭に帰ることができました。

その時、グループ代表である来栖理事長は思ったそうです。

「小学校にあがったうちの卒園生たちはどうだったのだろうか?無事に家に帰るこ とはできただろうか?」と。

そして、「園児はもちろん、園を卒園していく子どもたちにとっても、安心して放課後 を過ごせる場所が、これから必要だ!」

 

といままで疑問に思っていたことが確信に変わり、学童施設をオープンする運びと なったのです。

ちょうど千葉県の印西にある銀の鈴保育園の 横のスペースが空いており、そこを活用し学童 保育(アゼリーアカデミア、以下アカデミア)をス タートすることにしました。

印西はベッドタウンとして開発中で多くの働くマ マも存在しており、

利用してくれる人が多いであ ろうと予想されました。

しかし、あくまでも、「卒園生(外部の子どもたち も含む)の放課後」の居場所づくり、それが出発 点でした。

求められているものは・・・!?

開設当初は「サービス力」を打ち出していました。保護者、お子さんが安心できる サービスの充実をはかりました。

例えば、長時間の預かり、送迎サービス、夕食サービス、習い事送迎サービス 等々。初めての小学校に不安を抱えている保護者が多い中で、いかに安心を サービスで提供できるかを考えてアカデミアの運営を行いました。

しかし中々人が集まらないと言う現実に直面しました。色々試行錯誤して実行に 移すも状況が改善されない。。。

そこで改めてアカデミアを始めた意義や意味、目的などを振り返ることにしました。 色々と考えを巡らせる中で、

「そもそも何のためにこの事業をスタートさせたのか?」「一体、保護者はアカデミアに何を求めているのだろうか?」

「保育ニーズが高まる中で学童保育の存在意義とは?」

という原点に還ったときに見えてきたのが、

「子どもたちに成長の機会を提供すること」や

「子どもたちにより良い教育を提供すること」でした。

そもそもこの当時のアカデミアの内容は一般的な公立の小学校で行っている放課 後児童クラブと大差無く、あくまで表面的なサービスでしかなかったと気づきました。

また学童保育に通う子は、平日は基本的に学童保育に通うため、中々思うように習 い事や様々な体験、経験ができないという現状もある中で「教育」に力を入れた学童 保育にしていくことに決めました。

学童保育における“教育”とは!?

私自身、過去に小学校の教職を経験したことがあり、その経験から園から卒園して いった子どもたち、彼ら彼女らに投げかけたいメッセージって何だろうか?と考えた上で 出てきたのが「人間の根幹を育てる教育」でした。

具体的には、「優しい心 :優しく、強い心を育てる」、「思いやり:思いやりの心を育て、 実際に行動に移せる人になる」、「喧嘩しない:お互いの考えを知り、理解し合える対話 できるようになる」という3つの教育を軸としました。

そしてそれらを具体的に伝えていくためにも様々なカリキュラムやイベントを自前で考 え実行していきました。

強みは「国語」、「英語」そして「体験教育」

学童保育内で教育を行う上で、「社会性」を伝えていくためにも、活用するためにも 「お勉強」というものも大切です。小学校で最低限のことは学んできますが、何でも吸収 する今だからこそ、もっともっと学んでほしい。だからこそ、何が必要かを厳選しました。外 部のプリントを導入しているので、算数等も選ぶことはできますが、アカデミアとしては、 次の3つを軸においています。

それは、「 国語 」と「 英語 」そして「体験教育」です。

●国語について

小学校で疲れて帰ってくる子どもたちに塾のように 押し付けていこうとは考えていません。でも、「国語」 というのはコミュニケーションに必ず必要なものです。 テーマを自分の頭で考え、自分の言葉に変えてい く。英語の前に実はこの力をやしなわなければなら ない。だから、「国語」を使っています。 1冊の本を一緒に読みすすめたり、漢字を抜き出し たり、問題点を抽出し話し合ってみたり。本は何より も学べる価値あるものだと思います。 そういう意味で「国語力」を高める本を使ったカリ キュラムを多く用意しているのです。

●英語について

誰とでもどこでもコミュニケーションできるよう、 英語は必須ですが、放課後の時間だけで無理や り英語をマスターさせようというのはちょっと違う と考えています。あくまでも「コミュニケーション ツール」として英語に親しみを持ち、活用できる かどうか。なので、現場には外国人講師を配置し、 自然な環境で英語が耳に入るようにしつつ、英語 クラスの時間を設けています。

●体験教育(食育、サイエンス、制作など)について

アカデミアでは子どもたちに実際に見て、触れて学べ る体験型の学習も重視しています。そのようなカリキュ ラムも基本的には自前で企画や制作を行っております。 例えば食育ではクッキングだけではなく、食の文化や 歴史・栄養 についても学びます。 季節(旬)に合わせたメニューをつくる際、例えば「おせ ち料理の田作り・ 伊達巻を作ろう」ではおせち料理の歴 史や、料理1つ1つの意味を学びます。 「お味噌汁」で はお味噌の種類をかえた味噌汁の味比べなどを行いま す。 また外国人講師から様々な国の食文化を教えても らい日本との違いや、 その国の料理を作り異文化に直 接触れる体験を行います。またサイエンスでは、その名の通り理科実験を 始めとした、日常の中の色々な場面に転がってい る不思議なことや現象を、1つ1つ学ぶことで沢山 の気づきが生まれることを狙いとしています。 この繰り返しが子どもたちに沢山の好奇心を 作っていくのだと思います。 不思議の仕組みを 考える「サイエンス」も大人気のカリキュラムです。

教育に力を入れることで口コミが生まれる!

あらためてサービスでなく、教育に力を入れ、現場カリキュラムを作り 上げていくことで、アカデミアの生徒数は着々と増えていきました。

当初8名で、イベントを実施することでアカデミアを知っていただく機会を増やしていま したが、その後は口コミも増えてイベント回数も少し減らしました。それでも秋口から問 い合わせが増え、シーズンスタートには満席(1学年20名定員)の状態になりました。 また印西校では隣接する銀の鈴保育園からの継続率も高く直近の4か年では下記の 通りになっており、平均で約41%もの卒園児が継続してくれています。

そして何よりもアカデミアは公立小学校内にある学童と違い教育内容の充実とともに 月謝も一般的な公立の学童が6,000~10,000円のところを、42,000円~(週5日)と4倍 以上いただいております。 それでも実際に上記のような卒園児の継続率を達成できたのは、保護者の方に当校 の教育内容などを認めていただいているからだと考えております。実際に保護者アン ケートを取り下記のようなお声をいただいており、アカデミアを行う意味、意義や方向性 は「確信」へと変わりました。

安心できる“第3の場”の提供

学童保育を行っている中で改めて感じる点は、アカデミアは家庭とも学校とも違った安 心して生活できる“第3の場”だと言う点です。

それは、学校から帰ってくると学童保育の 先生だけではなく、顔なじみの先生たち から「おかえりなさい!」と温かく迎えられ、 ホッと一息つける、アカデミアでしかでき ない「居場所づくり」です。

また私達は利用する子どもたちと保育園 時代から接しているため、成長の様子、 特徴など細かなことも把握できています。 よって、子どもたち(特に環境の変化など でストレスを抱えやすい小学1年生)を心 身ともにケアすることができるのです。

集客や今後の展開について

現在アカデミアでは、自園の卒園児はもちろんのこと、近隣の小学校に通われている お子さんにも通っていただいております。実際に教室によっては過半数が非卒園児の お子さんを占めるケースもあります。

もちろん「卒園児のために」という思いが一番ではありますが、同時に「アカデミアの教 育やサービスをもっと多くの人に広めていきたい」、「収入面での安定性」も意識して運 営を日々行っております。

また近隣では競合となる民間学童保育が増 えてきているため、今後より一層内容のブラッ シュアップや充実を図っていくのはもちろんの こと、集客面においてもWEBの積極的な活用、 より多く口コミを発生させるための取り組みな どを行いより良い学童を作って地域や保護者、 子どもたちに必要とされる教育機関でありた いと考えております。

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